新しいZINEを作りました
3冊作りました。恒例のソウル滞在記、韓国のゲイ映画『3670』について、クィア4人の交換日記です。
①『ソウルの熱、東京の雨』

恒例のソウル滞在記第3弾です。
ソウルで開催されていた大規模なクィア・アート展『Spectrosynthesis Seoul』のレビュー(東京版の情報も解禁されましたね!)、鍾路ヒストリーツアーを歩きながら考えた鍾路と新宿二丁目のこと、Tokyo Pride2026のこと、そしてソウルのクィアパレードのこと、全4編のエッセイを収録しています。
今回も日韓2言語、翻訳はキム・ウヨンさん、デザインはloneliness booksの潟見陽さんです。目次はこんな感じ。
・はじめに ソウルと東京(Instagramで全文公開しています✈)
・自分で中心を定める Spectrosynthesis Seoul
・ずっと一緒に闘ってきましたよね 鍾路クィアヒストリーツアー
・Tokyo (Rainy) Pride
・화이팅 ソウル・クィア・パレード2026
②ZINE『3670』

ゲイの脱北者である青年チョルジュンの葛藤と成長を描き、東京でも反響を呼んでいる映画『3670』のZINEです! パク・ジュンホ監督と主演のチョ・ユヒョンさんへのインタビューと、小沼のレビューを収録しています。
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鍾路3街6番出口を出ると目の前に現れる、屋台の雑多なきらめき。ゲイバーが立ち並ぶ平日の鍾路の静けさと店内の賑やかさ。再開発が進む梨泰院の明るさと暗さ。ソウルで全身で浴びた空気がそのまま映っているようで、ああこれは街の映画でもあるんだ、と思った。街と、そこにいくつも存在する小さなコミュニティの映画。
「街のあちこちで——映画『3670』レビュー」より
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小沼:ソウルのゲイタウンというと、鍾路3街と梨泰院があります。タイトルの『3670』は鍾路3街、6番出口、午後7時をあらわす符号ですが、梨泰院ではなく鍾路3街を物語の中心地に選んだのはどうしてでしょうか。
パク監督:鍾路のほうが韓国のゲイタウンとして長い歴史があります。この街には飲み屋もあればクルージングの場所もあり、かつてはハッテン映画館もありました。
鍾路は飲み屋やバーが多い場所で、梨泰院はクラブが密集している場所です。最初は鍾路で集まって、その後に梨泰院に遊びに行くようなイメージなんです。多くの人にとって、鍾路はいつもの街として帰っていく場所、梨泰院は遊びに行く場所という感じなので、自然と鍾路を選んだのだと思います。
「街を記録する、街の記憶をたどる——鍾路、梨泰院 パク・ジュンホ監督、チョ・ユヒョンさんインタビュー」より
③『f/q交換日記』

そして、このニュースレターで配信していた水上文さん、瀬戸マサキさん、近藤銀河さんとの『f/q交換日記』がZINEになりました! 2025年から2026年、4人のクィアが考えていたことの記録です。これまでの全交換日記に加え、振り返りの書き下ろしを収録しています。
ちなみに瀬戸マサキさん、Xが凍結してしまったそう。今後はニュースレターを中心に発信していくそうなので、ぜひフォローしてみてください。
ZINEはすべて11月8日(日)の文フリ東京で発売予定。
ブースは【そ-48(南3-4ホール)】です!
出店情報はこちらです。
そのほかのお知らせ
★文芸誌『USO8』(rn press)、特集「逃げる」にエッセイを寄稿しています。こちらも文フリで先行発売らしいです。rn pressのブースで、B- 59・60。
今回、社会運動のこととか差別のこととかをぜんぜん書いていません。それ自体が今の自分にとって必要な「逃げる」かもしれないなと思いながら書いてました。この逃げ道を新しい道にしていきたい。ポリティカルもノンポリも両方やってく!(小沼の今のモードがわかりやすいのは『同朋』に寄稿した「ぎらぎらひかる」というエッセイなので、あわせて読んでほしい。もちろん『悲しい話は今はおしまい』も、未読の方はぜひ!)
12月11日には下北沢B&Bで刊行記念イベントも!
編集長の野口さん、そしてphaさんの3人でお話しします。
★果てとチークの舞台『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』、アフタートークに呼んでいただきました。2027年1月15〜17日、坐・高円寺にて。小沼のアフタートークは1月16日の13時からの回です。チケットも発売中! こちらよりご確認ください。
★放置していたnoteを整備しました。更新頻度は低いと思いますが、いろいろアップしていくかもしれません。あまりnoteのことは好きではないのですが、今後検討している単発の有料記事を販売するのになんだかんだで圧倒的に使い勝手が良さそうなんですよね。
これまでは多少不便でもクリーンなプラットフォームやサービスを使うことを優先していたのですが、いろいろ続ける中で、積極的な選択だったはずのそれが「我慢」になり、「苦しみをともなうがゆえの美化」になり、あいつらは何も気にせずやれていいよな的な、俺はハンデを背負ってるんだ!的なルサンチマンになり……ということが起こっている気がしており。そこにこだわって広く届けられないのもモヤモヤするし、自分のやる気も続かなくなってしまうので、ちょっと方針を変えてみようと考えました。まあ何年もやっていれば自分も変わるし世の中も変わるし、何事も試行錯誤、トライアンドエラー、実験中ですね。この方針転換も『同朋』『USO』の寄稿にあらわれている今のモードなんだろうな〜。まあ探索ってエネルギーがある時じゃないとなかなかできないし、要するにいま自分は元気なんでしょうね。
ではでは、イベントやZINEの中でお会いしましょう!
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